ベースを弾いて三十年以上・・(苦笑) 過去に使ったもの、現在愛用してるもの、アンプ、他の機材も含めてエレクトリックベースという楽器を偏った視点と不十分な知識で斬る! | |||
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. 「ベースって弾かないときは弦をゆるめておいた方がいいんですか?」 これは太古の昔からベーシストが抱く最も代表的な疑問である。 ![]() そのワリにはネックが鬼のように反っていて、試奏する にも戦意喪失したりする。販売時に調整するんでしょうが。 私の場合はというと、「弦をゆるめないとネックが反って しまうようなベースはとっとと売ってしまう」(笑)ので、 保管時も基本的にチューニングしたままである。 とはいえ、やはりベースの場合、ギター以上に保管には 気を使うのも事実である。 右は愛用者も多い「HERCULES」の吊り下げ型スタンドで 楽器の重みでネック部が固定される。最近、下がってくる。 ![]() ![]() ![]() 邪魔にならず、手に取りやすい利点もあるが特に このような石膏ボードの壁などは裏側に木部があ る場所を探して取り付けるなど、強度に充分注意 しないとあきませんで。 ところで吊って保管すると「ネックが反りにくい」 とか「反りが直った」という話をよく聞くし、私も 実際その効果に期待してたりするが、やはりモノに よるようで反り易いものはどうやっても反るようだ。 右はハードケースで立てて保管。天気のいい日は 部屋の窓を開けて乾燥させるのが重要だが、その まま外出、不意の雨でまったく逆効果という事も(笑) ![]() で、味付海苔の乾燥剤が山のように溜まるので効果のほどは アヤシイと知りつつ、全てベースのハードケースに入れている。 たまに触ってみると、その乾燥剤の方がシケっていたりする(笑) のでこれはおとなしく楽器専用の物を使った方がよろしいようで。 ![]() ![]() おなじみ、「ギターブラ」というちょっとコーフンする商品名のグッズで 塗装を保護。じつは「裏返し」の写真も載せているのには理由があり・・ 昔、「前日にセッティング&リハ」というライブをやった時、ジャズベを 表向きで一日立てておいたらかなり順反りしてしまった事があり、以来 どうしてもこのスタンドを使う場合は「なるべく立て気味で裏返し」に置く ようにしている。 「裏返しにすると逆反りするんじゃ?」と心配な場合は時々裏返す(笑) なんかお好み焼きを焼いてるみたいだが、いずれにしろ、ネックの弱い ベースをこのスタンドで保管するのはやめた方が無難だと思う。 同様の理由で3本とか5本立てのスタンドも便利そうだけど使わない。 ![]() ![]() ・逆エビ矯正保管法」である(笑)これは季節の変り目 などに「ちょっと順反り気味だけどトラスロッド回したくない (笑)」というような場合、写真のように置く事で効果が出る (かもしれない)というもので無論、思いっきり邪道なので お試しになる方は過度の期待はなさいませんよう。 また「効果がない上、お袋に踏まれた」など、日本の深刻 ![]() 順反りと弱冠のハイ起きが矯正された ご注意を。 (ような気がする) スポンサーサイト
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. ![]() 今回のテーマでありますが、もう一回だけお付き合いを。 私は昔からパッシブのベースは「ボリューム、トーンともフルテンで使う もの」だと思っていたが、パッシブの奥の深さが解かりはじめたのか(?) 柔らかめの音も出したくなり、ベースによってはトーンを絞りきった時に もうちょっとこもって欲しい、とまで感じるようになった。 楽器店で相談すると「コンデンサーの容量(値)を大きい物に交換すると いい」と言われた。まさかコンデンサーで音が変わるとは知らなかった。 ![]() こもり方だが、回していった時の「音の途中経過」の具合とか フルの状態ですら大きく変わることもあるのでビックリ。 パッシブのベースのトーンにはたいがい0.022μFか0.047μFと いう容量の物が使われていて、サウンドトレード(のトレブル) は0.022μF、フレット付きならいいのかもしれないが、フレット レスではもう少し柔らかめになって欲しい。 コンデンサーの交換作業は二箇所のはんだ付けだけなのでとっても簡単。 ![]() まい、やはり音のエッジの部分が残ってくれないと困るのでその後、0.068、 0.056、0.047μFというのを順に試すが、0にしてたトレブル、リアPU側に 回しきってたバランサーに調整幅が出てきたりして一つに決められない。 「ワニ口クリップ」を使ってコードを外に引き出して次々に試し、取り付け てみても、なんとなくさっきのヤツの方がいいような気がしてやり直し・・ これが世に言う「恐怖のコンデンサー・底なし沼」である(笑) ![]() ンサーをざっと年代順に並べてみたもの。(同年でも色々) こうして見るとタイプだけは適当にある在庫を使っただけ、 にも思えるが、容量はやはり0.022と0.047μFか、近い値が ほとんどである。この二種では音のニュアンスが変わるので 楽器の作り、弾き手のニーズや流行の音楽に合わせた選択 だったのか、そうでもないのか(笑) 丸くてペタンとしたセラミックというのが安価なためか圧倒 的に多く、中段の比較的珍しい物も含め、入手困難な物は 現在も「ヴィンテージ価格」で販売されている。 このコンデンサー交換、手軽に安価で出来るのでピックアップなぞ替える前に ![]() という物ではないし、大きいから、古いから音がいいわけではない。(← 同) というわけで、私のフレットレスはすっかりお気に入りの1本となり、夜な夜な 「ブリブリ音」を楽しんでいる。 さて、すっかりコンデンサーの話になってしまいましたが・・ 三回に渡ってお送りしました賛否両論ベース「サウンドトレード」、結論は 読んでるあなたの方がとっくに気づいてる、このひと言でシメましょう。 「自分がいいと思ったものはいい」(笑) .
. ![]() ![]() いらないと思っている。先日のライブのリハでもバンドのメンバー に「イイ音だ」と絶賛された。弾き手が気に入っても、人様に音を 褒められるベースというのは実はなかなかない。 さて、前回の「肯定派・否定派」の意見を改めて検証してみると・・ 肯定派の「バツグンの音抜け」というのは裏を返せば、否定派の 「ペラペラの音」という感想になりがちかもしれない。というのも、 かなり音は硬めであり、重量は軽く、明るくメリハリの利いたサウ ンドのため、低音が足りないと感じる人がいても無理はない。 私は(2PUの)フレットレスの場合、リアPUメインでしか使わないの だが、特に本機はバランサーをリア側に振り切った状態でしか使 えない感じがする。で、パッシブなのでカットのみのトレブルとベー スはそれぞれ「0」と「フル」にするのだが、それでもまだ音が硬い。
つまり、テクニックはともかく(笑)音質だけは ジャコパス風の中低音ブリブリにしたいのだが 「こもりきらない」わけで、完全に好みの問題 でもあるが、この点はトレブルのポットに付いて るコンデンサーを容量の大きい物に交換する事 で解消された ![]() ![]() ネック調整のついでに全体をバラしてみても特に変わった点はなく、使用パー ツは既製の安いものばかり(失礼)。全体が軽くて良く鳴っており塗装が極薄 のサテンフィニッシュなのも一役買っているのかと思うがカッチリ塗りつぶしの モデルもある。最大のウリである「ピックアップマウント法」の恩恵は確かに あるにしてもそれだけとは思えない。 これ以前のベースには無かった、何か神秘的な部分があると思えてならない・・ ![]() ネットで探すとまあ、出るわ出るわ、もうボロクソである。 それらは販売店社長の個人攻撃にまで及んでいて驚く。 その全てが事実と言わなくても、全部が嘘とも思えない。 「客を店の試奏部屋で特殊なアンプを使って大音量で 弾かせるので騙される」「他メーカーの別々のネックと ボディを組み合わせて販売してる」「リペアに出したら PUの下のクッションが台所用スポンジだった」というの には大爆笑したが、それらの真偽のほどはともかく・・ ![]() ちょっとナンであり、そのため誤解を生じたり、話が大きくなる場合が 多々「あった」のではないか。販売価格が安くはない点がそれに拍車 をかけ、まるでここだけが悪者のような扱いを受けている部分はある。 私はここでは百歩譲って、「誤解を生むような販売方法だけはしない 方がいい」とだけ言わせていただきたい。これだけ素晴らしいベースを 作れるなら、セコい真似をする必要はないと思う。 (つづく) |
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